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【横浜】インプラント治療の流れや通院回数・スケジュールとは?

インプラント治療は、見た目や噛み心地に優れた方法として注目されていますが、治療期間や通院回数のイメージがつかず、不安を感じている方も少なくありません。特に仕事や家事に追われる毎日では、通院の負担が気になるところです。こちらでは、インプラント治療の一般的な流れ、通院スケジュールを立てる際の工夫、治療が長引く理由についてご紹介します。横浜周辺でインプラントを検討している方の参考になれば幸いです。
インプラント治療の一般的な流れと通院回数
インプラント治療は、虫歯や歯周病などで歯を失った場合に、人工の歯根を埋め込み、しっかり噛める状態を回復させる方法です。ただし、差し歯や入れ歯と比べると治療工程が多く、通院期間も長くなりがちです。一般的な治療の流れと通院の目安についてご説明いたします。
初診から手術前までの流れ
インプラント治療は、綿密な準備から始まります。
カウンセリングと検査
最初のステップは、歯や顎の状態を把握するための検査です。口腔内の診察に加え、レントゲンやCT撮影を行い、骨の量や質を確認します。同時に、持病の有無や服薬状況などの問診も行われます。
治療計画の説明と同意
検査結果をもとに、治療の流れや期間、費用について説明があります。インプラントが適応できるかどうかの判断もこの段階で行われ、納得したうえで治療を進めていきます。
手術から最終補綴までのステップ
治療計画に同意後、手術へと進みます。
一次手術(インプラント埋入)
顎の骨にインプラント体(人工歯根)を埋め込む処置です。局所麻酔下で行われ、痛みに配慮しながら進めます。処置自体は1本につき1時間程度が目安です。手術後、インプラントが顎の骨としっかり結合(オッセオインテグレーション)するまで、3~6ヶ月ほどの期間を要します。
二次手術(アバットメント装着)
インプラント体と骨の結合を確認したら、歯茎を開いて土台(アバットメント)を装着します。この段階でも簡単な手術が必要となる場合があります。
人工歯の装着
歯型を採取し、人工歯(上部構造)を装着します。色や形、噛み合わせの調整を繰り返し、天然歯のような自然な仕上がりを目指します。
通院回数の目安
インプラント治療にかかる通院回数は、口腔内の状態や治療の進行状況によって異なります。
全体で何回程度になる?
個人差はあるものの、1本のインプラント治療にかかる通院回数はおよそ6~10回が目安です。カウンセリングや検査、手術、調整、メンテナンスなどを含めると、数ヶ月にわたることが一般的です。
手術ごとの通院頻度
一次手術後は、経過観察のために数回の受診が必要です。二次手術後も、歯茎の状態や土台の安定性を確認しながら進めていきます。治療の合間に期間が空くこともありますが、通える時期に集中して進めることも可能です。
治療の進み方は、骨の状態や生活スタイルによって変わることがあるため、気になることがあれば歯科医師にご相談ください。
忙しい方が通院スケジュールを立てる際のポイント
インプラント治療は一定の通院回数と時間が必要ですが、仕事や家事などで忙しい方も、無理なく進められることがあります。スケジュールの立て方や事前に確認しておきたいポイントについてまとめました。
事前に確認しておきたい日程の目安
スケジュールを立てるうえで、まず把握しておきたいのは手術や処置ごとに必要な日数です。
手術の前後に休みは必要?
インプラント手術は局所麻酔で行われるため、日帰りで可能です。ただし、術後は腫れや違和感が出ることがあります。1〜2日は予定に余裕を持たせておくと安心です。例えば、仕事が忙しい方は金曜午後に手術を受け、週末で回復を図るというスケジュールも検討できます。
週末・夕方に対応しているか
通院のしやすさは、歯科医院の診療時間にも左右されます。平日の夜間や土日診療に対応しているかを確認しておくと、スケジューリングの自由度が高まります。仕事帰りに通院できれば、有給休暇を取らずに治療を進めることも可能になります。
通院負担を軽減する工夫
通院を効率化するために意識しておきたい点を整理しました。
一度に複数の処置を行うケース
歯科医院によっては、カウンセリングと検査を同日に行うなど、通院回数を減らす工夫がなされています。効率よく予定を組めるよう、事前に相談することもポイントです。
家族の予定や仕事とのバランスを考える
自身の予定だけでなく、家族のサポートが必要になることもあります。送迎や看病が必要な場合に備え、頼れる人をあらかじめ決めておくと安心です。また、手術など治療の山場にあたる時期は、仕事や家事に余裕がある週を選ぶと負担が軽くなります。
時間的な制約がある中でインプラント治療を受けるには、事前の情報収集とスケジュール設計が鍵となります。
治療期間が長引く理由
インプラント治療は、一般的に3ヶ月~1年程度の期間がかかります。しかし、治療期間が当初の予定よりも長引くことがあります。主な要因としては、個人の健康状態や治療の進行中に起こるトラブルなどが関係しています。
骨の状態や持病による影響
インプラントを埋め込むためには、十分な量の顎の骨が必要です。骨の量が足りない場合や、骨の質が不十分な場合には、インプラント治療を進めることができません。
骨造成が必要になるケース
インプラントは、顎の骨にしっかりと埋め込む必要があります。骨が足りない、あるいは骨が薄い場合は、骨造成が必要です。人工骨などを用いて骨の量を増やす処置で、骨が定着するまでに数ヶ月の期間を要します。
糖尿病や喫煙などのリスク要因
糖尿病や高血圧などの持病がある方は、治癒に時間がかかる傾向があります。また、喫煙は血流を悪くするため、インプラントと骨の結合が遅れるリスクがあります。こうした場合、通常より慎重に経過を見ながら進めていく必要があるため、治療期間が長くなることがあります。
治療中のトラブルや中断
治療の途中で何らかの問題が起こると、スケジュールの見直しが必要になります。
感染やインプラントの不適合
手術後に感染が起きた場合や、インプラントが骨とうまく結合しなかった場合は、再手術や抜去といった対応が必要です。その分、スケジュールも後ろ倒しになります。
忙しさによる予約変更の影響
忙しくて予定どおりに通えず、治療の間隔が空いてしまうことで、全体のスケジュールにズレが生じます。特に、次の処置までに一定の期間が必要な場合、1回の変更でも治療が数週間遅れる可能性があります。
長引かせないために意識したいこと
できるだけスムーズに治療を終えるには、日々の過ごし方やちょっとした心がけが影響します。
術後のケアと指示の遵守
術後は歯科医師の指示に従い、丁寧なケアを続けることが重要です。うがいの方法や食事の内容など、小さなことでも積み重なることで治癒のスピードに差が出てきます。
定期的な診察と連絡の重要性
体調の変化や治療中の違和感がある場合は、早めに相談しましょう。我慢せず伝えることで、想定外のトラブルを未然に防ぎ、結果的に治療がスムーズに進む可能性が高まります。
横浜でインプラント治療のご相談ならあきもと歯科へ
あきもと歯科では、インプラント治療に対応しております。丁寧なカウンセリングで患者様一人ひとりのご要望を把握し、お口の状態に合った治療法をご提案いたします。横浜周辺でインプラント治療をご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。
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