東大和市の不動産売買【つむぐホーム】｜不動産購入・売却サポート

登記簿謄本（登記事項証明書）

これは、不動産の持ち主が誰か、どのような権利関係があるのかを公に証明する、最も重要な書類です。過去の所有者や、担保権の有無なども記録されています。法務局の窓口やオンラインで取得でき、インターネットで申請すれば早ければ数日で手に入ります。

固定資産税納税通知書

毎年送られてくるこの書類には、不動産の面積や市区町村が定めた評価額が記載されています。物件の価値を判断するための基本的な資料となるため、査定時には必ず提示します。

測量図

土地の正確な形や面積、隣地との境界線が示された図面です。境界が明確になることで、将来的な隣人とのトラブルを防ぎ、買主は安心して取引を進められます。法務局に登記されている測量図が最も一般的で、広く使われています。

建物に関する図面

この書類は、建物の間取りや配管、壁の位置などがわかる設計図です。建築時の状態を正確に伝え、物件の魅力を買主にアピールするために役立ちます。マンションの場合、購入時のパンフレットに間取り図が載っていることが多いため、まずはそちらを探してみましょう。

これらの書類を事前に揃えておくことで、業者もより正確な査定ができ、売却活動をスムーズに進められます。

査定の基礎となる評価要因

査定の主な判断材料となるのは、大きく分けて以下の4つです。

立地・周辺環境

交通アクセス（駅やバス停からの距離）、日当たり、騒音、治安、学校区、商業施設などが評価に影響を与えます。とくに駅からの近さや生活利便性は、価格に大きく反映されます。

物件の物理的特性

築年数、耐震性能、建物の状態、リフォーム履歴などが含まれます。新耐震基準（1981年以降）を満たしているかは重要なポイントです。

市場動向・需要

不動産市況の変化や、特定のエリアの需要が価格に影響を与えます。近隣での成約事例を参考に、物件の価値が判断されます。

瑕疵（かし）の有無

瑕疵とは、物件が持つ欠陥（例：雨漏り、シロアリ被害、過去のトラブル履歴など）を指します。告知すべき瑕疵がある場合、査定額が下がる可能性があります。

これらの要因を把握することで、ご自身の物件の強みと弱みを理解できます。売却を検討する前に、これらの要素を確認しておきましょう。

物件の価値を高めるには

査定額はさまざまな要因で決まりますが、その価値を最大限に引き出すために、すぐに取り組めることがあります。小さな工夫で、物件が持つ本来の魅力を最大限に伝えましょう。手入れが行き届いている物件は、それだけで「状態が良い」と判断される材料になります。具体的には、次のようなポイントを意識して準備しておくと効果的です。

清掃と整理整頓

水回りや窓を徹底的に掃除することで、清潔感があることをアピールできます。整理整頓は、業者が各部屋を隅々まで確認しやすくなるため、評価の妨げになりません。

簡単な修繕

壁の小さな穴やクロスの剥がれなど、放置されているとマイナスな印象を与えかねない部分を直しておきましょう。専門的な技術は不要な、簡単な修繕で十分です。

設備のチェック

エアコンや給湯器などの設備が正常に動くか確認しておきましょう。業者に動作確認をしてもらうことで、正確な評価につながります。

これらは、物件の価値を正しく伝えるための努力であり、スムーズな査定と、それに続く売却活動に良い影響を与えます。

「売却」という活用法

売却の最大の利点は、まとまった現金が手に入ることです。ローンの返済や新居の購入費用に充てるなど、今後の人生の選択肢を広げられます。一方で、物件を売却すると、将来的に価値が上がる可能性があっても、その恩恵は受けられません。

「賃貸」という活用法

物件を賃貸に出すことで、家賃という安定した収入を得られます。また、物件の所有権を維持できるため、将来的に再び売却することも可能です。しかし、賃貸管理には手間がかかり、空室リスクも考慮する必要があります。

「そのまま所有」という活用法

すぐに売却や賃貸をせず、そのまま持ち続ける選択肢もあります。将来的にご自身が住む可能性がある場合や、今すぐの売却に納得できない場合はこの方法が考えられます。ただし、固定資産税や維持管理費用は継続的にかかります。

ご自身のライフスタイルや将来の計画に合わせて、最適な活用法を判断することが大切です。査定額を参考に、不動産のプロに相談しながら、じっくりと検討しましょう。