【鹿児島市】マンション水道工事|受水槽撤去・直結給水工事ガイド
鹿児島市のマンション水道工事はプロに相談!受水槽撤去・直結給水で衛生的&コスト減
鹿児島市でマンションの水道工事、とくに受水槽方式から直結給水方式への切り替えをご検討中のマンション管理組合の皆様へ。
こちらでは、衛生的で管理負担の少ない直結給水方式への切り替えを考えるうえで知っておくべき情報を提供します。具体的には、直結増圧式給水に改造するための鹿児島市水道局が定める条件について詳しく解説します。また、従来の高架水槽方式の仕組みとメリット・デメリット、マンションの安定給水に欠かせない給水ポンプの役割も解説します。
受水槽の撤去や直結給水工事は、マンションの資産価値向上や住民の皆様の安心安全な暮らしにつながりますが、すべての建物で導入可能なわけではありません。こちらを参考に最適な給水方式を選びましょう。
直結給水に切り替えるべきマンションの条件

マンションの給水方式を、従来の受水槽方式から直結給水方式へ切り替えることは、衛生面の向上や維持管理の負担軽減、さらにはコスト削減にもつながる有効な選択肢です。しかし、すべてのマンションで直ちに切り替えが可能というわけではありません。とくに鹿児島市において、受水槽方式から直結増圧式給水方式への改造を検討する際には、鹿児島市水道局が定める基準に適合しているかどうかの確認が不可欠となります。
直結増圧式給水方式への切り替えを検討する際に、鹿児島市水道局の主な適合条件は以下のとおりです。
現地水圧および水量
直結給水方式では、水道本管から直接建物に水を供給するため、配水管が持つ水圧と水量が非常に大切になります。具体的には、マンションの最上階まで、必要な水圧と水量で安定して水を供給できるかどうかが基準となります。とくに、朝や夕方など、各家庭で同時に水を使用する需要のピーク時でも、十分な水圧を維持できる能力が求められます。配水管の状況や周辺環境によって供給能力は異なるため、事前の詳細な調査が必要です。
建物構造
既存の建物の構造や給水設備も、切り替えの可否に大きく影響します。増圧ポンプを設置する場合、その設置スペースや基礎の強度が技術基準を満たしている必要があります。また、既存の配管経路が直結増圧式に適しているか、配管自体の劣化状況はどうかなども判断材料となります。築年数の古いマンションでは、配管の全面的な改修が必要になるケースも少なくありません。
施行上の基準
鹿児島市水道局が定める「直結増圧式給水設計施行基準」に基づく技術的な要件全般を満たす必要があります。これは、使用するポンプや配管材、逆流防止装置などの機材が認定品であること、適切な配管の材質や口径、接続方法、施工管理体制など、多岐にわたる細かな規定を含みます。これらの基準は、安全で安定した給水システムを構築し、将来的なトラブルを防ぐために非常に重要です。
これらの条件は、マンションの立地(配水管からの距離や標高差)、建物の規模(戸数、階数)、築年数、既存の給水設備の種類や状態などによって個別に判断されます。
特例直結直圧式給水について
なお、平成25年4月からは、「特例直結直圧式給水」が認められるケースもあります。これは、建物の高さが4階建てまたは5階建てであることや、配水管の水圧が高いことなどの一定の要件を満たす場合に限り、増圧ポンプを設置せずに直結できる方式です。ポンプ分のコストやメンテナンスが不要になるメリットがあります。ただし適用される条件は限られています。
専門家による調査と水道局との協議の重要性
受水槽方式から直結給水方式への切り替えが可能か、また、どの方式(直結増圧式または特例直結直圧式)が最適であるかについては、これらの基準に照らして専門的な判断が必要です。そのため、鹿児島市指定給水装置工事事業者による現地調査と詳細な設計検討、そして鹿児島市水道局との事前協議が不可欠となります。
高架水槽方式とは?仕組みと設備のポイント

高架水槽方式は、マンションやビルなど中高層建築物で広く採用されている給水方式の一つです。この方式では、まず水道本管から供給された水を地上の「受水槽」に一時的に貯めます。次に、「揚水ポンプ」を使って、受水槽に貯められた水を建物の屋上に設置された「高架水槽」まで押し上げます。そして、高架水槽に貯まった水の重力(自然落下)を利用して、各階の住戸や部屋に水を供給するという仕組みです。
この高架水槽方式を構成する主な設備は以下のとおりです。
- 受水槽:水道本管からの水を受け、貯めておく地上のタンクです。
- 揚水ポンプ:受水槽から高架水槽へ水を送り出すためのポンプです。
- 高架水槽:屋上に設置され、各戸への給水圧力を得るためのタンクです。
高架水槽方式にはメリットとデメリットがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
断水や停電時でも、貯水された分の水が使用可能 | 貯水槽の定期的な清掃や点検にコストがかかる |
高層階にも比較的安定した水圧で給水できる | 設置に広いスペースが必要で、初期費用も高め |
水圧が一定しているため、器具への負担が少ない | 適切な管理をしないと水質悪化のリスクがある |
とくに、受水槽や高架水槽内の水は常に滞留しているため、衛生管理が非常に大切です。有効容量が10m3を超える貯水槽は「簡易専用水道」として、年1回以上の清掃や法定検査が水道法で義務付けられています。水質を良好に保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
給水ポンプの役割とマンション設備における重要性
マンションの給水方式にはいくつか種類があります。とくに中高層階への給水においては、配水管の水圧だけでは不足することが多くあります。ここで大切な役割を果たすのが給水ポンプです。
給水ポンプの役割
給水ポンプ、とくに「直結増圧式給水方式」で使われる増圧ポンプは、配水管から供給される水道水の圧力を補い、必要な水圧まで高める役割を担います。これにより、たとえ建物の高層階であっても、各家庭の蛇口まで安定した水量を届けることが可能になります。
受水槽を経由せず、直接水道本管から水を引き込み、ポンプで圧力を加えることで、常に新鮮な水を供給できるのが特徴です。
マンション設備における重要性
安定した給水
高層階を含むすべての住戸に、十分な水圧と水量で水を供給するために不可欠です。
衛生的な給水
受水槽が不要になる直結増圧式では、ポンプが直接給水を制御するため、水の滞留を防ぎ、衛生的な状態を保ちやすくなります。
設備スペースの有効活用
受水槽スペースが不要になることで、敷地や建物の有効活用に貢献します。
このように、給水ポンプはマンションの快適で衛生的な暮らしを支える基盤となる設備であり、その選定や維持管理は非常に重要です。
鹿児島市のマンション給水方式変更|受水槽撤去・直結増圧式は専門業者へ相談を
鹿児島市でマンションの受水槽から直結給水方式への切り替えをご検討中のマンション管理組合の皆様へ。
こちらでは、直結増圧式給水へ改造するための現地水圧、建物構造、鹿児島市水道局基準といった具体的な条件を解説しました。また、従来方式である高架水槽の仕組みとメリット・デメリット、そしてマンション給水に不可欠な給水ポンプの役割についても説明しています。
直結給水は衛生面や管理負担軽減につながる一方で、すべてのマンションで可能ではありません。切り替えの可否や最適な方式を判断するためには、専門的な調査と水道局との協議が必要です。
受水槽の撤去や直結給水工事のご相談は、株式会社 桜井までお問い合わせください
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【鹿児島市】マンションの水道工事なら株式会社 桜井
会社名 | 株式会社 桜井 |
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住所 | 〒890-0035 鹿児島県鹿児島市田上町4718番地55 |
TEL | 099-204-0098 |
FAX | 099-806-0015 |
URL | https://www.s-sakurai.net |
営業時間 | 8:00~17:00 |
定休日 | 日曜日・祝日 |
事業内容 | ●管工事 ①給水設備工事 ②給湯設備工事 ③衛生設備工事 ④排水設備工事 ●空調・換気 ①空調設備(エアコン) ②換気設備(換気扇) ●建築工事(リフォーム・防水・塗装・爆裂箇所補修工事) ●貯水槽清掃工事 |
免許・資格 | 鹿児島知事許可(般ー5)第016575号、鹿児島県内指定工事業者17市町村 |