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コラム

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マンション給水方式の変更費用|築年数別のコストや受水槽撤去のタイミング

マンションの給水方式、変えるなら今|築年数と変更費用、受水槽撤去のタイミングまで

マンションにお住まいの方や管理組合様にとって、給水設備は日々の生活に不可欠なインフラです。

しかし、建物の築年数が経過するにつれて、給水管の劣化は避けられず、赤水が出たり、水圧が低下したりといった問題が発生することがあります。これらの問題を根本的に解決し、安全で衛生的な水を供給し続けるためには、給水方式の見直しや配管の更新・更生といった対策が不可欠となります。とくに受水槽方式から直結方式への変更は、多くのメリットをもたらしますが、それに伴う費用が気になる方も多いでしょう。

こちらでは、マンションの給水方式の変更費用に焦点を当て、築年数別の費用目安や、改修計画を進める上で準備しておくべき情報、そして老朽化した受水槽を撤去すべきタイミングについて詳しく解説します。適切な費用対効果を見極め、最適な改修計画を立てるための一助となれば幸いです。

老朽化による配管劣化と築年数別の費用目安

老朽化による配管劣化と築年数別の費用目安

マンションの給水方式に関連する配管は、時間の経過とともに必ず劣化が進みます。とくに築年数が30年を超えるマンションでは、配管の錆や腐食が深刻化し、赤水や水漏れ、水圧の低下といった問題が発生しやすくなります。これは、配管の材質や建築時の工法にもよりますが、一般的に給排水管の寿命は30年~40年程度とされています。この寿命を迎える前に、配管の更新(交換)や更生(内部コーティング)といった対策を検討する必要があります。

給水方式変更・配管リフォームにかかる費用目安

給水方式の変更やそれに伴う配管のリフォームにかかる費用は、マンションの規模、築年数、配管の劣化状況、そして選択する工法によって大きく異なります。

一般的に、築年数が古いほど劣化が進んでいるため、大規模な更新工事が必要となり、費用も高額になる傾向があります。

費用目安(1戸あたり)は、共用部のみの更新で20万円~50万円程度、専有部も含めた全面更新では100万円~150万円以上となることがあります。一方、劣化が比較的軽微な場合は、配管内部をコーティングする更生工事で対応できることもあり、この場合の費用は共用部のみで10万円~十数万円程度に抑えられる可能性があります。

適切な工法選択と計画的な対策の重要性

マンション全体の劣化状況を正確に把握し、建物の寿命や将来的な修繕計画を考慮に入れることが重要です。これらの情報を踏まえ、最適な工法と実施時期を選択することで、不要なコストを削減し、長期的な視点で安全かつ快適な住環境を維持できます。早めの診断と計画的な対策が、結果として大規模な修繕費用やトラブル発生のリスクを軽減することにつながります。

見積もり前に準備しておくべき情報と注意点

見積もり前に準備しておくべき情報と注意点

マンションの給水方式変更の見積もりを取る前に、いくつか準備しておくべき情報と注意点があります。

まず、検討している給水方式(直結直圧方式、直結増圧方式など)を明確にします。それぞれの方式のメリット・デメリットを把握しておくと、業者との相談がスムーズに進みます。建物の階数や地域の水道局の規定によって、採用できる方式が異なります。とくに都市部では、階数による制限や増圧ポンプの要否、特例措置など、水道局ごとに考え方が異なるため、事前に確認が必要です。

また、現在の給水設備(受水槽、ポンプユニットなど)の状況を把握し、図面などを用意しておくと、より正確な見積もりが得られます。

見積もり依頼時には、以下の点を明確に伝えましょう。

  • マンションの規模(世帯数、階数)
  • 希望する給水方式
  • 既存設備の状況(築年数、図面など)
  • 工事範囲(専有部内の工事の有無など)

注意点としては、管理会社が必ずしも給水方式変更に詳しいとは限らないこと、また管理会社の利益構造から積極的に提案しない場合があることを理解しておく必要があります。信頼できる専門業者に相談し、内容を十分に確認することが大切です

老朽化した受水槽を撤去すべきタイミング

マンションに設置されている受水槽は、貯めてある水を各戸に供給する設備ですが、時間の経過とともに必ず老朽化が進みます。受水槽の老朽化は、水の衛生状態悪化や漏水リスクの増大に直結するため、適切なタイミングでの点検、改修、あるいは撤去が不可欠です。では、具体的にどのようなタイミングで受水槽の撤去を検討すべきでしょうか。

受水槽の一般的な寿命と劣化サイン

まず、受水槽の一般的な寿命は約15年~20年といわれています(材質によって異なります)。この寿命を超えると、FRP製であればひび割れやゲルコートの劣化、鋼板製であれば内部の錆や腐食が進行しやすくなります。これらの劣化が進むと、外部からの汚染物質の侵入リスクが高まり、貯水槽内の水の衛生状態が悪化する懸念が生じます。

法定点検で見つかる問題と検討時期

また、水道法により、有効容量10立方メートルを超える受水槽は年1回以上の清掃と法定点検が義務付けられています。この法定点検の結果、水質基準不適合、槽体の著しい劣化、ポンプ設備の不具合などが指摘された場合は、改修または撤去を真剣に検討するタイミングとなります。とくに、ひび割れによる漏水や藻の大量発生など、衛生上の問題が確認された場合は、早急な対応が求められます。

給水方式変更(直結化)と大規模修繕

さらに、大規模修繕工事の計画と併せて検討するのも有効なタイミングです。給水方式を直結方式に変更する場合、受水槽の撤去は必須となります。大規模修繕と同時に工事を行うことで、足場設置費用などを効率化できる可能性があります。直結方式は、受水槽を介さないため衛生面で有利であり、維持管理コスト(清掃費、点検費、電気代など)の削減にもつながります。

その他の撤去検討のきっかけ

その他、水道局による直結方式への移行推奨や、マンションの給水設備全体の更新時期(配管の寿命と合わせる)なども、受水槽撤去を検討する契機となります。老朽化のサインが見られたり、法定点検で問題が指摘されたりした場合は、専門業者に詳細な調査を依頼し、建物の将来計画や給水方式変更の可能性も含めて、最適なタイミングを見極めることが賢明です。

撤去のメリットと計画的な相談

受水槽の撤去には費用がかかりますが、維持管理費の削減、衛生面の向上、敷地スペースの有効活用といったメリットも多くあります。老朽化した受水槽を放置せず、適切な時期に専門家へ相談し、安全で快適な給水システムへの転換を図りましょう。

マンション給水方式変更・配管リフォームの費用と対策まとめ

マンションの給水方式変更や配管リフォームは、築30年を超える頃から顕在化しやすい配管劣化の対策です。

給排水管の寿命は約30~40年であり、計画的な対応が赤水や水圧低下といったトラブルを防ぎます。かかる費用は規模や劣化状況、工法で異なりますが、給水方式変更には老朽化した受水槽撤去が伴う場合もあります。

最適な対策には建物の現状把握と信頼できる専門業者への相談が不可欠です。早めの診断と計画的な対応が、リスクを軽減し、安全な住環境維持につながります。

給水方式変更や配管リフォームのご相談は、豊富な実績を持つ株式会社 桜井へお気軽にお問い合わせください。

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営業時間 8:00~17:00
定休日 日曜日・祝日
事業内容 ●管工事  ①給水設備工事 ②給湯設備工事 ③衛生設備工事 ④排水設備工事 ●空調・換気  ①空調設備(エアコン) ②換気設備(換気扇) ●建築工事(リフォーム・防水・塗装・爆裂箇所補修工事) ●貯水槽清掃工事
免許・資格 鹿児島知事許可(般ー5)第016575号、鹿児島県内指定工事業者17市町村