マンションの受水槽交換|工事の流れ、老朽化トラブルや直接給水のメリット | 株式会社 桜井

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コラム

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マンションの受水槽交換|工事の流れ、老朽化トラブルや直接給水のメリット

マンションの受水槽交換|工事の流れ、老朽化トラブル回避、直接給水への賢い切り替えガイド

マンションの受水槽交換をご検討中ですか?受水槽はマンションの給水設備として非常に重要ですが、設置から15年~20年が経過すると、老朽化による水質悪化や給水停止のリスクが高まります。こうした問題を解決するために、受水槽を新しいものに交換する工事が必要になります。

しかし、単に受水槽を交換するだけでなく、給水方式そのものを見直す最適なタイミングでもあります。近年では、維持管理の負担が軽減され、より新鮮な水道水を直接利用できる「直結給水方式」への切り替えを検討されるマンションが増えています。

こちらでは、マンションの受水槽交換工事の全体的な流れや、交換が必要となるケース、老朽化によって引き起こされるトラブルについて詳しく解説します。さらに、受水槽交換と同時に検討すべき「直結給水方式」のメリットについてもご紹介します。マンションの安全で衛生的な給水システムを維持するために、最後までお読みください。

マンションの受水槽交換工事の全体的な流れを解説

マンションの受水槽交換工事の全体的な流れを解説

マンションの受水槽交換工事は、新しい受水槽への交換だけでなく、給水方式の変更を伴う場合もあります。とくに、貯水槽水道方式から直結給水方式への切り替えは、維持管理の負担軽減や水道水を直接利用できるメリットがあるため、検討されるケースが増えています。

工事を依頼する際は、まず東京都指定給水装置工事事業者(水道工事店)に相談します。複数の事業者から見積もりを取り、工事内容や費用、アフターサービスについて十分に説明を受けることが重要です。集合住宅の場合は、所有者や管理会社との連携も必要になります。

直結給水方式への切り替え工事は、建物によって内容や費用が異なります。増圧ポンプの設置が必要な場合や、道路部分からメーターまでの給水管の増径工事が必要になる場合もあります。増径工事は水道局が施工する場合もありますが、宅地内の整備は通常、お客様の負担となります。

具体的な工事の流れは以下のようになります。

  • 相談・見積もり
  • 現地調査・設計
  • 工事契約
  • 水道局への申請(増径工事など)
  • 受水槽撤去または直結給水工事
  • 試運転・検査
  • 引き渡し

工事期間中は断水が発生する場合があるため、事前に住民への周知が必要です。

受水槽交換が必要となるケースとは

受水槽交換が必要となるケースとは

マンションの受水槽は、建物の給水にとって非常に重要な設備です。しかし、経年劣化などにより交換が必要になることがあります。

一般的に受水槽の交換目安は、設置から15年~20年程度と言われています。ただし、この年数にかかわらず、以下のようなサインが見られる場合は、早急な点検や交換を検討する必要があります。

水質問題の発生(水のにごり、赤水、異臭など)

受水槽の内部に藻や錆が発生したり、外部からの異物が混入したりすることで、供給される水の質が著しく低下します。とくに、赤水は内部の金属部分の腐食を示しており、衛生的な問題だけでなく、配管への影響も懸念されます。異臭は、細菌の繁殖やカビの発生などが原因である可能性が高く、健康被害に直結する恐れがあります。

給水ポンプの異常(調子が悪い、異音がする)

受水槽から各戸へ水を圧送する給水ポンプは、受水槽と一体的に機能します。ポンプの異常は、受水槽への水の供給不足や、各戸への給水圧の低下を引き起こす可能性があります。異音や頻繁な停止は、ポンプ自体の老朽化だけでなく、受水槽内部の問題が原因であることも考えられます。

受水槽本体の劣化(腐食、ひび割れ、変形)

受水槽の材質(FRP、ステンレスなど)は紫外線や外部環境、さらには内部の水圧によって徐々に劣化します。表面のチョーキング(粉吹き)や亀裂、接続部分からの微細な漏水、さらにはタンク自体の変形が見られる場合は、強度低下が進んでおり、大規模な漏水や破損のリスクが高まります。

使用人数の増加や用途変更

当初設計された受水槽の容量が、入居者の増加や新たな施設(たとえば店舗など)の追加により、現在の使用水量に対して不足している場合があります。容量不足は、ピーク時の断水リスクを高めるだけでなく、ポンプの過負荷にもつながります。

これらのサインは、単なる設備の不調に留まらず、居住者の健康や安全、快適な生活を脅かす直接的な要因となります。また、水道法では、一定規模以上の貯水槽水道(受水槽)の設置者に対し、簡易専用水道として適切な管理(定期的な清掃、水質検査など)を義務付けています。管理不備による水質汚染は、この法律に違反し、改善命令や罰則の対象となる可能性があります。老朽化した受水槽を放置することは、こうした法的リスクも伴います。

受水槽の劣化状況や交換の必要性を正確に判断するためには、専門的な知識と技術を持った業者による詳細な診断が不可欠です。上記のようなサインが見られる場合は、問題を放置せず、信頼できる水道工事店に相談し、無料点検や見積もりを依頼することをおすすめします。早期発見と適切な対応が、マンション全体の安全と資産価値を守ることにつながります。

受水槽の老朽化や交換工事で起きるトラブル

老朽化した受水槽を放置すると、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。とくにマンションでは、住民の健康被害や生活の不便、さらには法的な問題に発展するケースも少なくありません。

主なトラブルは以下の通りです。

水質汚染による健康被害

内部の腐食や亀裂から汚れ・細菌が侵入し、異物混入や水質悪化が発生します。これにより、住民が健康被害に遭ったり、食事や飲み物の調理に不安を感じたりする可能性があります。

給水停止のリスク

水漏れやタンク自体の破損が進むと、建物全体の給水が停止する恐れがあります。これは住民の日常生活に重大な支障をきたします。

住民・利用者の信頼低下

水質問題が頻繁に発生すると、住民から管理者への信頼が失われ、苦情やクレームが増加する原因となります。

法的トラブル

受水槽の適切な管理は水道法や建築基準法などで義務付けられています。管理不備による水質汚染は法律違反となり、罰則や罰金が科される可能性もあります。

交換工事においては、通常給水が一時的に停止するため、断水期間中の水の確保が課題となります。しかし、仮設タンクを利用することで、断水期間を最小限に抑え、工事中も衛生的な水を供給することが可能です。

マンションの受水槽交換は重要な機会|老朽化対策と直接給水への検討を

マンションの受水槽交換は重要な機会です。設備の更新に加え、給水方式の見直しも検討しましょう。老朽化による水質悪化や給水停止は大きなリスクとなります。衛生的な水を安定供給するため、適切な時期の交換や直結給水への切り替えが有効です。交換目安は15年~20年ですが、水の異常やタンクの劣化があれば早期の対応が必要です。速やかに専門業者に相談しましょう。

工事には住民への周知や断水対策が必要となります。直結給水への変更は、維持管理の負担軽減やより新鮮な水利用のメリットがあります。受水槽の維持管理に悩んでいる方や、交換時期が近い方はご検討しましょう。

株式会社 桜井では、受水槽交換や直結給水化のご相談を承っております。お気軽にお問い合わせください。

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