【宇都宮 歯科】インビザラインを始める前に!型取りに関する知識を解説

【宇都宮】歯科医院でインビザラインを受ける!型取りに関する知識について
近年は目立たないマウスピース矯正(インビザライン)など、より快適に矯正治療を受けられる選択肢が増えています。治療を始める前に必ず行われるのが型取りです。歯の形状や噛み合わせなどを正確に把握するのに欠かせないものですが、型取りに対して不快感を引き起こす方も少なくありません。そのような問題を解決するため、歯科医院では3Dスキャナーが導入されています。
宇都宮で歯の矯正治療を検討している方に向けて、型取りに関する知識をご紹介します。
型取りの問題点と3Dスキャナーについて

従来の型取りの問題点
患者側の負担が大きい
従来、型取りの材料として粘土状の印象材が主に使用されます。やわらかく、操作性が良いことから様々な歯科治療のシーンで用いられている一方、以下のような患者への負担がありました。
- 印象材を口に入れるため、不快感がある
- 嘔吐反射が起こる
- 印象材を誤飲するリスクがある
- 硬化するまで待たなければならず、顎関節に負担がかかる
- うまく取れなかった場合、やり直しが必要になることがある
特に小さなお子様や、口を開けづらい高齢の方にとっては大きな負担です。
熟練した技術と人為的ミスのリスク
印象材を用いる型取りは熟練した技術が必要で、歯科医師の経験や技量によって誤差が生じるケースも少なくありません。例えば、印象材の注入量が多すぎたり少なすぎたりすると、歯型の精度が低下します。また、注入のタイミングも重要で、固まる前に注入しないと型取り自体が失敗する場合があります。さらに、印象材が変形したり、気泡が入ったりすると正確な歯型が取れません。こうしたミスは、その後の矯正治療の精度に悪影響を及ぼすおそれがあります。
口腔内デジタルスキャナーの登場
印象材を使った従来の型取りは患者側の負担が大きく、また、人的ミスが起こりやすいという問題がありました。この問題を解決するために登場したのが口腔内デジタルスキャナーです。お口の中を直接スキャンし、3D画像でデータを採取するもので、印象材を使った従来の方法と比べて患者側の負担を大幅に軽減しつつ、正確かつ精度の高いデータが得られます。
このように、口腔内デジタルスキャナーは矯正治療に欠かせない革新的な機器といえます。
世界中で広く使用されている「iTero」
口腔内デジタルスキャナーの中でも広く使用されている機器が「iTero」です。口腔内を直接スキャンして精密な3Dデータを採取できます。操作も簡単で、短時間でスキャンが完了します。
以下はiTeroの主な特徴です。
- 非接触で口腔内の3Dスキャンが可能
- 高精度の3Dデータを採取できる
- 操作が簡単で、短時間でスキャン完了
- 光学式のため放射線被曝がない
iTeroで採取した精密な3Dデータをもとに治療をシミュレートできるため、マウスピースの精度が高く、スムーズな矯正治療が可能となります。
iTeroのメリットと治療の流れ

iTeroのメリット
iTeroには以下のようなメリットがあります。
患者の負担が大幅に軽減
従来の印象材による型取りは、粘土状やシリコン素材を口内に詰め込み、硬化するまでじっとしていなければなりませんでした。このため、嘔吐反射が起こりやすく、大きな負担がかかっていました。一方、iTeroの光学スキャンによる型取りでは、歯列にセンサーを当てるだけで3Dデータ化できます。口内に素材を入れる必要がありませんので、嘔吐反射の心配がなく、採得時間も大幅に短縮されます。
患者側の負担軽減に加え、歯型の精度が格段に向上したことで、1本1本の歯に対する細かな位置調整が可能になり、より正確な矯正治療が期待できます。
精密な3Dデータで矯正治療の精度が向上
iTeroは光学式3Dスキャナーで、精度の高い歯型データを採取できます。従来の型取りでは再現が困難な細かい歯表面の凹凸まで3Dデータ化が可能です。
歯型データの精度が向上したことで、以下のようなメリットがあります。
- 1本1本の歯に対して、移動距離などの細かな設定が可能
- 歯の状態や希望に合わせた矯正治療が容易になる
iTeroによる高精度歯型データは、矯正治療の質を大幅に高めることができるのです。
治療期間の短縮が期待できる
iTeroは従来の型取りと比べて以下の点で時間を節約できます。
【型取り時間の短縮】
iTeroは光学スキャンを用いるため、粘土状の印象材を使った従来の方法よりも短時間で型取りできます。
【石膏模型作成・送付の不要】
iTeroはデジタルデータで型取りするため、石膏模型を作る必要がなく、技工所への送付も不要です。
【データ送信の迅速化】
型取りデータをインターネット経由で技工所に送信できるため、郵送による送付よりも迅速にデータを送信できます。
あくまでも目安ですが、iTero導入によって約1~2週間程度の治療期間の短縮が期待されます。治療期間が短縮されると、患者側の負担もさらに軽減することにつながります。
iTeroを用いた矯正治療の流れ
1.口腔内を3Dスキャンしてデータ化
矯正治療は、口腔内をiTeroでデジタルスキャンすることから始まります。スキャン方法は簡単で、センサーを口腔内に入れてボタンを押すだけです。歯の表面の凹凸まで細かく読み取り、高精度のデジタルデータを作成します。
取得したデータはそのままコンピューターに転送されます。
2.コンピューター上で仮想治療を実施
iTeroで採取した3Dデータをもとに、コンピューター上で矯正治療をシミュレーションします。治療開始前に、以下のようなことを行います。
- 1本1本の歯の動かし方を設計
- 歯列を構築するためのマウスピースの形状を決定
- 治療期間の算出
前歯を固定したり、歯列の拡大を行ったりするなど、細かな調整も可能です。このように治療シミュレーションを行うことで、マウスピースの精度が高まり、スムーズな治療が期待できます。
3.マウスピースの作製と治療
シミュレーションデータから、段階的に歯を移動させるマウスピースを作製します。実際の矯正治療では、作製したマウスピースを順番に装着することで、スムーズな歯の移動を目指します。
iTeroは治療期間の短縮、患者の負担軽減、治療精度の向上など、多くのメリットを持つ技術です。ただし、すべての歯科医院で導入されているわけではなく、iTeroが適さない症例もあります。そのため、事前に歯科医院に確認することをおすすめします。
宇都宮で矯正治療を受けるならくにい歯科・矯正歯科へ
矯正技術の進歩により、幅広い世代で矯正治療の需要が高まっています。中でもマウスピース矯正(インビザライン)は、目立ちにくい矯正治療として選ばれています。
くにい歯科・矯正歯科では、マウスピース型矯正装置(インビザライン)による治療をはじめ、「セルフライゲーションブラケット」を使用する痛みを抑えた矯正、歯の裏側に装置をつける「裏側矯正」、お子様の矯正、矯正治療の短縮化を図る方法、ホワイトニングなどの診療に対応しています。
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些細なお悩みも丁寧にお伺いし、患者様の現状や症例、ご要望などに合った治療方法をご提案します。
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宇都宮のインビザライン矯正ならくにい歯科・矯正歯科
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